アイティエスの檀家管理アプリ「彩雲」。サイボウズ社のクラウドサービス「kintone」でよりわかりやすく。
顧客業種 | 寺院 |
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作業内容 | 檀家管理アプリの開発 |
檀家管理アプリ「彩雲」
お寺と共同開発した「彩雲」は、お上人様の生の声を聞いて作られたアプリ。お寺の管理情報をサクサク整理でき、機能をシンプルにすることで、お手頃価格からはじめられます。開発の経緯を、サービス開発事業部の持田善行さんに聞きました。
「情報共有できるのが、‘いちばんの強み’です」
― 檀家管理アプリ「彩雲」の開発のきっかけはなんですか?
持田善行さん(以下、持田):一番はじめにきっかけとなったのは、サイボウズ社の「kintone」という業務改善プラットフォームがあって、もともとエクセルなどで情報管理していたものをクラウドで情報共有するシステムを弊社で開発していた経緯がありまして。
そこで、たまたまお客様である、お寺のお上人様から、檀家さんの情報を管理したいというお声をいただいたんです。
― なるほど。どんなメリットがありますか?
持田:たとえばご遺族の方がお寺にみえて、お墓の位置がわからないなんてときに、お上人様が外出されているときなど、お上人様も外だと位置がわからないんですね。そんなときに、お寺の職員の方もお上人様もクラウドで閲覧してご案内することができるんです。
― お上人様だけでなく檀家の方にとっても便利になったんですね。
持田:そうですね。情報共有することで、スムーズにご案内することができます。
― どのような情報を管理していますか?
持田:例えば檀家さんの情報…現在の代表の方、つまり檀家さんに関連するご先祖様の情報、管理費、会費、お墓の位置など、お寺の業務をするにあたって必要な情報を管理しています。
最近では、おみくじやお守りを販売しているお寺もありますし、見積もりから売り上げまでの販売管理をしたいというお客様もいらっしゃるので、今後も「彩雲」の機能を充実させ、利便性を高めていきたいと思っています。
― 今までの檀家管理より、ずっと便利になりましたね。
持田:そうですね。法事のスケジュールも管理できますから、法事の時期になったら檀家さんに漏れなくお知らせできます。お知らせは、お年を召した方もいますので郵送になりますが、今後はメール配信など、ソフトとハードをうまく使いわけられたらと思っています。
― 既存のアプリとの違いはなんですか?
持田:サイボウズ社の「kintone」を使うことで、既存だと数百万円するところを、「彩雲」は数十万円で利用することができます。使いたいコンテンツだけ使うので、機能がシンプルでわかりやすく、低コストではじめられます。
― 「彩雲」のアピールポイントはありますか?
持田:クラウドで管理する業務改善のプラットフォーム…どんな業務でも言えることですが、いつでもどこでも情報共有できるのが‘いちばんの強み’です。お寺というと、ITから遠いイメージがありますが、これからはITを取り入れることで、業務上の悩みを改善できると思っています。
「kintone 業務システムをかんたん作成」
https://www.itsg.co.jp/kintone/